一日目

鎌北湖



一眠りして12:30出発。はじめの目標値、鎌北湖に14:30到着。 近い。らくだ。

鎌北湖、汚い沼。釣り人多し。とりあえずここから秩父の入り口です。


県道186



暗く細い峠道。木々がせり出してきて景観が悪い。 あまりの急登にダッシュボードの上のものが落ちる。 こんな山の中に、何のために道があるのか理解できない。 その奥に家が固まって並んでいるところがあるのがさらに理解できない。 いったいどうやって生活をしているんだろう。仕事もそうだしネットも来てないだろうし ガスも高いだろうし。 ちなみに見かけたのは軽自動車ばかり。収入面で軽自動車なのか、道が細いから軽自動車なのかは変わらないが、 細い峠道をいくなら軽自動車のほうが相当に楽だろう。


顔振峠



峠の頂上に喫茶店があると地図が書いてあったが本当にある。 しかも平日にかかわらず営業している。 地元の人が何人かだべっていた。
店の駐車場にまぎれてちいさな峠の駐車場がある。見えるものは・・・山と霧


関八州展望台



展望台の看板のところに売店がある。 もちろんしまっている。壁には落書だらけでずっと弊店しているのだろう。 こんな細道に観光客が押しかけるようになったらそれこそとんでもない。 事故だらけになるだろう。
看板にしたがって山道をあがっていくが道路にぶち当たる… ここじゃないのか?




しばらく車を走らせると、今度は石碑の看板。 上っていくと社とベンチがある…これぞ秩父。 山、山、山。誰もいない丘にたたずみ、しばしきりに沈む山並みを見る。
秩父は山と細道でできています。


狩谷峠



この峠道は、見るところが峠しかない。 細い道は運転していて疲れる。


円山公園



正丸峠に行くかなやんだが、寝場所も考えてこちらへ。 つくころにはだいぶ暗くなっている。もちろん駐車場には自分の車以外泊まっていない。 園内は相当広く散策路が広がっているようだが、もう暗いので 展望台にいって日暮れを眺めて終わりにするとしよう。




10分ぐらい歩いて展望台。 写真だと明るいけど、実際には薄暗いところにたたずむ無機質の建物。 なんか気持ち悪い。




森の中は薄暗いが、上に上がってしまえばそれなりの明るさを得られる。 山々のふもとのさびしい町明かりが情緒ある。 また今回も、天候は曇りばかりだな…などと考えていたらだいぶ暗くなってしまった。
で、帰り道が…よくわからない。 大体の方角で遊歩道を歩くが絶対に違う道を歩いている。だってきたときに 上った階段がないのに、もう30分以上歩いている。 正確に言うと走ったり歩いたりしている。日は暮れて、森の中は暗いが、 かろうじて木々の並びが見えるので道はわかる。 どんどん暗くなってくる。とにかく走る。分かれ道では低いほうへ低いほうへと 行く。とにかく車道に出たい。でもぜんぜん道路に当たらない。 おまけにカメラを抱えているからとても走りにくい。その上なぜかレンズが外れて 道に落ちた。何だよ・・・とおもいながら暗闇の中でレンズをはめなおすがシャッターが 落ちない。壊れたの? でも今はそんなことは気にしていられない。とにかく走る。
だれか夜の公園をマラソンしたり犬の散歩している奇特な人はいないかと思ったが、 出会うわけもない。 分かれ道で看板を見ようと思うのだが、暗くてぜんぜん見えない。 ペンライトを持ってきていないことにひどく後悔する。せめて携帯があれば 時間がわかり看板ぐらい読めるのだが・・・ もう30分走って 分かれ道の片方が舗装されているところに出た。車道ではない、遊歩道の舗装だが、 上の写真のトンネルに通じる道がアスファルトだったから、方角的にもあそこに通じるだろう。 今度はアスファルトの道をマラソン。足の裏が痛い、しかも登り道。 15分も走ったころ、明かりと白い建物が見えてきた。ついたか! と思ったが資料館だった。 もちろん人もおらず、自動販売機が煌々と明かりを放っている。とうぜん 財布も持ってきていない…
後もう少しだと自分を励まし出発。道もフラットになった。 カーブの先にトンネルを見つけたうれしさと行ったらそれはもう。 駐車場にたどり着いたとき「もどってきたどー」と車に声をかけてしまうほどであった。

人間立派な面をして会社なんかでえばっているけれど、光がなければこんなものだね。 やっぱりインフラ系ですね・・・


武甲温泉

午後10時まで。スパタイプ。 内湯3、外湯1 食事も夜遅くまで出してくれる。
風呂場に入って体を洗う。うれしい。先ほどまで暗い森の中をさまよっていたのがうそのようだ。 よっぽど機嫌のよい顔をしていたのだろうか、頭をそっていた小生に 「うまいもんですねぇ、上手だなぁ」とおじさんが声をかけてきた。 「なれてますんで」と軽く答える。悪い気はしない。モツ鍋定職を食い、 もう一度ふろに入り就寝。カメラは清掃して取り付けなおしたら直った。

車を降りるときはペンライトをポケットに入れておこう。 1旅1トラブル。こうやって禿おっさんはレンジャーとしてパワーアップしていくのです。たぶん・・・
































































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